本の書き方

小説応募時に役に立つ!あらすじの書き方

小説応募時に役に立つ!あらすじの書き方

小説を応募する際に、あらすじの投稿を求められることがあります。もしそうなった場合、どうやって書けばよいのか不安に感じませんか?

ここでは小説応募時に役立つように、あらすじの書き方をご紹介します。きちんとしたルールを理解しておき、入賞への可能性を高めていきましょう。

あらすじは何のためにあるのか?

粗筋や荒筋と書くように、あらすじとは「大まかで大雑把な筋書き」のことです。これから読む人がストーリーを短時間で理解するために存在します。また、あらすじは本編が読みたくなるきっかけともいえるでしょう。

基本的に300ページの小説ならば、300文字前後にまとめた文章を書きます。長編小説や応募規定によっては、800文字程度のあらすじが求められることがあります。重要な部分以外の文章を削って、物語の流れを指し示すようにしましょう。

あらすじの書き方

あらすじを書く際に、どこを削るのか迷うところです。まずは、あらすじに必要な要素を決めるところから始めましょう。

極力入れておきたい部分といえば、「主人公の紹介」と「物語の意図」。例えば昔ばなしの『桃太郎』では、主人公は桃太郎であり、鬼を退治するために旅に出るのが物語の意図です。ここでオチをつけるべきなのか悩みがちですが、作品の魅力を引き出せるのであればオチをつけましょう。

あらすじの書き方は人それぞれであり、結末まで入れるのがあらすじと考える人もいます。とはいえ、無理にオチを入れてもあらすじだけでストーリーが読めてしまう恐れがあります。「○○が幸せになるまでのお話」や「△△を舞台にした長編ファンタジー」程度に留めておくことが大切です。

逆にオチを入れない書き方をするときには、「~の運命やいかに!?」「一体どんな展開が待ち受けているのか?」といった煽り文句を入れないように気をつけましょう。

さらに、あらすじの書き方で参考になるのはプロットです。プロットとはストーリーの設計図であり、作者が小説を創り出すために書き出した物語のダイジェスト版ともいえます。書き手に必要なプロットを、読み手に向けたあらすじに書き換えてみるのも一つの方法です。

ちなみに作家の中にはプロットを用意せず、あらすじを考えてから執筆に入る人もいます。自分に合った創作活動があるように、あらすじの書き方も試行錯誤してみるとよいでしょう。

あらすじの書き方のコツ

冒頭と結末の概略だけを書いて、それ以外の全てを削ってみる大胆さが必要です。その後、余裕のできた文字数でストーリーの流れが分かるように文言を加えます。起承転結を心がけたり、主人公以外のキャラクターを紹介したり、作品の良さを引き出す工夫を凝らしましょう。

また、誰かに小説を下読みしてもらって印象的だったシーンを聞いてみると、より良いあらすじに仕上がります。

ほかにもあらすじにはコツがあり、三人称視点の書き方を意識したほうが良いです。例えば「主人公の○○は、△△メーカーの社員である」といった客観的な文章が好まれます。大切なのは、あらすじが誰に向けたものであるのかを念頭に置くことです。読み手がどんな物語なのかを知りたい、もしくは振り返りたいときに、あらすじが役に立ちます。文学賞に応募するのであれば、読者だけではなく審査員にとっても読みやすい内容を考えましょう。

主観的、かつ煽り文句の入ったあらすじでは、せっかく時間をかけた小説でも落選してしまう恐れがあります。あらすじの書き方をきちんと把握したうえで、小説を応募しましょう。本編が読みたくなる、客観的なあらすじまで書けると文学賞に入選しやすくなります。読み手への配慮を忘れずに、物語をまとめてみましょう。

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