近年次々とアニメ化されるなど、人気がとどまるところを知らないライトノベル(以下、ラノベ)。
なんとなくご存じかもしれませんが、その定義を聞かれると困ってしまう方も多いのでは?
今回は、そんなラノベの定義や文字数についてご紹介していきます。
ラノベの定義はあいまい。しかし広く普及している
ライトノベルとは、そもそも和製英語です。「軽小説」を原義とした造語で、小説の分類の1つとされています。そしてその定義は様々な説がありあいまいですが、ラノベ自体はとても広く普及しています。イメージしやすくするために、一般的な小説との違いを見ていきましょう。
一般的な小説との違いは、ターゲット層や表紙・価格など
ラノベに明確な定義はありませんが、一般的な小説が様々な年齢層をターゲットにしているのに対し、ラノベは中高生~30代くらいの若年層を主なターゲットとしています。また、表紙も写真やデザインが豊富な小説とは違い、美少女などのアニメ調イラストが書かれていることが多いのが特徴的です。
なお、一般的なハードカバーの小説が1冊2,000円前後するのに対し、ラノベは1冊500~600円程度と比較的手に入れやすい価格となっています。
ラノベの文字数は2~20万字
ラノベには数々の新人賞があり、その文字数規定は2~20万字の間であることが多いです。特に、「長編:10万字~20万字」「短編:2~4万字」と分けられていることが多く、新人賞のほとんどは長編の文字数規定が課されています。
長編小説を書くにあたって、1時間で1,000字書けると仮定しても、10万字書くには100時間かかる計算になります。さらに設定や構成を練る時間が加わることを考えると、軽い気持ちで応募できるものではないことがわかります。
文字数は一般的な小説ともあまり差はない
一般的な小説の新人賞はさらに文字数規定の幅が広く、大体4~60万字となっています。上限が高いことを考えるとラノベの方が文字数は少ないですが、賞にもよるのであまり大きな差はないといえるでしょう。
絵の良さで人気も変わる!?メディアミックスの宝庫
ラノベでは文体もフランクで読みやすく、いわゆる「萌え」系の表紙・挿絵が挿入されていることが多くあります。そのため、内容の良さもさることながら、人気イラストレーターを起用すると売り上げが上がりやすいという特徴もあります。
また、最近ではアニメや漫画などの原作としても起用されることが多く、谷川流の『涼宮ハルヒの憂鬱』、伏見つかさの『俺の妹がこんなに可愛いわけがない』などがその代表作として挙げられます。
ラノベを出版するなら自費出版という方法も
「ラノベを出版したい!でも、新人賞に応募しても受賞できるのは一握り…」と出版を諦めていませんか?幻冬舎ルネッサンス新社では、自分で費用を負担して出版する「自費出版」のライトノベル枠を用意しています。テーマ不問・2万字以上の原稿(企画段階でも可)を応募すれば、担当編集者が作品の内容・希望に添った提案・見積もりを提示いたします。
めでたく出版となった場合は、幻冬舎グループ特約店(150法人5,000書店)を中心とした全国書店への流通展開を行うため、全国の様々な書店で自分のラノベが売られることとなります。過去にも多くの出版事例があり、各種新聞での紹介や連合広告の掲載があることも。もっと詳しく知りたい方は、無料の出版セミナーや個別相談会を行っているので、予約のうえ足を運んでみてはいかがでしょうか。
ラノベは親しみやすく人気のジャンルですが、新人賞に応募しようとなるとかなりの労力が必要とされます。しかし、どうしても出版したい方は、自費出版という方法もあります。読む側としても書く側としてもいろいろな魅力の詰まったラノベは、これからもどんどん人気を増していきそうです。