「自分史をつくりたい!」と決めて書き始めても、なかなか思うように進まないもの。これから自分史を書こうと思っているのであれば、便利なやり方を知っておいたほうがよいです。
自分史を作成するにはどういう方法があるのか、こちらでみていきましょう。
Wordまたはフォーマットの活用が取り組みやすい
原稿用紙やノートに書くのもよいですが、パソコンを使ったほうが効率良く進められます。そこで普段から使い慣れているもの、例えばWordが使いやすいでしょう。
また、自分史の構成を最初から考えるのは大変なことです。特に忙しくて時間に余裕のない人であれば、テンプレートを用いて項目だけを入力したほうがよいかもしれません。短時間で自分史年表をつくりたい方も、ひな型を積極的に活用してみてください。
「自分史 フォーマット」とWeb検索をして、使いやすそうなものを選びましょう。例として、以下のような書き方もあります。
・○年×月△日 誕生
○○時××分ごろに生まれる。
・○年×月△日 幼稚園に入園
○○君と、よく砂場で遊んでいた。
・○年×月△日 小学校に入学
クラスは1年○組。出席番号は△番だった。
・○年×月△日 大学に入学
親元を離れて、初めての一人暮らしをした。
・○年×月△日 株式会社に入社
××部署に所属。△△という目標を持って、一生懸命取り組んだ。
・○年×月△日 結婚
△△さんにプロポーズをした場所は、夜景のきれいな○○だった。
Excelやパワーポイント作成時の基本項目
本格的に取り組みたい方であれば、Excelやパワーポイントの作成もおすすめです。Wordだと文章中心になりがちなため、写真やイラスト、表、グラフなどを用いて視覚的に過去を振り返ってみてください。そうすることで項目ごとに見比べやすくなります。
また、どのような項目を選ぶのかは自由に決めて問題ありません。以下は、Excelやパワーポイント作成時の基本項目の例となります。
作成時に入れておきたい項目
- 西暦
- 当時の年齢
- 記憶に残っている出来事
- そのとき感じたこと、考え方
- 家庭内やプライベートの暮らしぶり
- 学校や仕事の環境
その年代の思い出を多角的に考えてみると、よりオリジナリティのある自分史に仕上がるでしょう。また、ExcelやパワーポイントでもWeb上に自分史用のフォーマットが存在します。
有名なところでは「Microsoft」にパワーポイント形式でひな型があります。無料でダウンロード可能なため、参考までに確認してみてください。
自費出版を検討してみるのも一つの方法
自分史を書き上げることが不安な方は、プロの力を借りるのも一つの手段といえます。つまり、出版社に書物(自分史)の制作や編集をサポートしてもらう方法です。自費出版にはどのようなメリットとデメリットがあるのか、こちらでみていきましょう。
自費出版のメリット
- 完成したときの全体的なクオリティが高い
- 万人受けする文章となり、誰に読まれても評価を得やすい
- 誤字脱字のチェックまでしてもらえる
- お金が発生しているため、挫折せずに自分史を最後まで完成させやすい
- 不慣れな作業に時間をとられなくて済む
自費出版のデメリット
- 担当者と一緒に考えながら進めていくため、自分のペースでやりにくい
- ページ数や体裁といった細かいルールに縛られてしまう
- イメージを共有しきれず、自分の思い通りにならない場合がある
どちらを選ぶべきなのかは、自分史をつくる目的によって変わります。自分自身をゆっくりと見つめ直したい場合、一から自分だけで書いたほうがよいかもしれません。将来的には誰かに読んでもらいたいのであれば、早い段階で自費出版を考えてみてはいかがでしょうか?
スムーズに自分史を作成したい方は、普段使い慣れているWord、もしくはフォーマットを利用しましょう。ただ、後々かたちに残すことを考えると、本格的に取り組んでみたくなるものです。Excelやパワーポイントを使うのか、それとも自費出版で完成度を高めるのか、自分に合っている方法を選んで制作してみてください。