「社史を作成したいけれど費用が不安…」「そもそも作成にはどれくらいかかるの?」など、社史制作の費用や期間などについて疑問を感じている方はいませんか?
社史を発行することで、社員の意識を高めたり、会社の記録を残したりなど様々なメリットがあるので、費用や作成期間がわからないことを理由に作成を断念してしまうのは非常にもったいないことです。ここでは、社史制作における具体的な費用や作成期間についてご紹介します。
媒体別にある社史の種類
実は、「社史」と一口にいってもその種類はいくつか存在します。一般的なものから、近年徐々に導入され始めているものまで幅広くご紹介します。
書籍型
まずご紹介するのが「書籍型の社史」です。一般的なタイプであるため、「社史」ときいてこの書籍型を思い浮かべた人が多いのではないでしょうか。
昔から使用されている社史のタイプで、表紙デザイン、ページデザイン、内容、ページ数などが自由に決められるため、書籍型の社史はその会社らしさが現れるともいわれています。書籍型の社史は、社内だけでなく外にも配布する会社も多く、社史をツールにビジネスチャンスの一つにしているようです。
Web型
最近導入され始めてきているのが、Web型の社史です。自社のホームぺージに「社史」のコンテンツを追加したり、新しく社史のホームぺージを立ち上げたりなど、その発信方法詳は様々です。書籍型とは異なり、スマホやパソコンがあればどこでも見られるため、最近はこうしたWeb型の社史も注目されてきています。
動画型
動画タイプの社史も存在します。YouTubeなどの動画サービスを利用したり、自社サイトに動画を掲載するなどして、動画で会社の情報を紹介します。また、DVD化するといった企業もあります。動画型の社史は文字や画像だけでなく、音声でも自社の情報を紹介できるため、書籍型やWeb型に比べて情報量が多いという特徴があります。
社史の制作費用
社史を制作するにあたって気になるのは「制作費用」です。あまりコストをかけられない企業にとっては、予算内での制作が難しい…と頭を抱えることになるかもしれません。制作費用の相場を把握し、自社内の予算と照らし合わせてみましょう。
ここでは書籍型の社史についてご紹介します。
制作費用の相場
書籍の場合は表紙の素材やページ数、取材の有無、発行数などによって制作費用が大きく異なるため、具体的な金額は一概にはいえません。しかし、相場としては1,000部で1,000万円程度が目安となります。この費用をもとに計画を立てると良いでしょう。
少しでも安く済ませるには
社史の制作は決して安いものではありません。社史の制作費用をできるだけ安く済ませたいのであれば、次の項目を外注せずに自社で対応してみましょう。
- 写真の撮影
- 執筆
- デザインの考案
- レイアウトの考案
- 企画
- 構成
これらは業者に依頼すれば対応してもらえる項目ですが、自分たちで対応することでその分コストを安く済ませることができます。業者には最低限の依頼や、自社では対応できない内容などをお願いしましょう。
社史の制作期間
社史の制作にはどれくらいの期間が必要なのでしょうか。
トータルで半年~1年
企画から印刷までをトータルすると、実に半年~1年ほどの期間が必要です。特に、資料収集や取材、原稿作成が特に時間がかかるため、場合によっては1年以上の期間を要することもあります。そのため、社史の制作を検討したら、なるべく早く取り掛かることがおすすめです。
制作期間を短縮するには
制作期間を短縮する方法としては、制作前にできるだけ資料を準備しておくことです。業者に依頼する場合も、事前に資料が準備されていれば原稿作成までの流れが速まるのでおすすめです。短期間で社史を作成したい場合には、必要な情報や資料はあらかじめまとめておくようにしましょう。
社史は短期間で作成できるものではなく、またコストもかかるものです。しかし、社史は会社の歴史を記録する資料としての役割や、社員教育・広報宣伝活動にも活用できるメリットの多いものです。ぜひ早めに予算やスケジュールを組み立て、社史を発行してみてはいかがでしょうか。