本の書き方

社史の作成方法は?社史担当者は知らないと大変

社史の作成方法は?社史担当者は知らないと大変

社史の作成は会社の活動において頻繁に発生するものではありません。そのため、社史を作成する方の多くは「そもそもどうやって作るのかわからない」といった疑問を抱えていることがほとんどではないでしょうか。上司から作成方法を教えてもらうこともありますが、基本的には自分で判断し、行動に移すことが多いです。誰かに頼るのではなく、自ら計画的にスムーズに作成するためにも、社史の作成の流れについて理解しておきましょう。

社史の担当者になった場合の準備

実は、社史の作成は思っている以上に大変なものです。膨大な資料の中から取捨選択をして、必要な情報を取り入れる必要があったり、場合によってはデザインの考案、取材、関係者との打ち合わせなど、様々な業務が発生します。

社史の作成担当になったら、まずはこうした「多くの業務」があることをきちんと把握し、いざ手を付けてから「こんなに大変だったとは…」とパニックにならないようにすることが重要です。そして、いきなり制作に入るのではなく、必要な情報を収集するところからスタートします。社史用の資料の集め方については次を見てみましょう。

社史用の資料の集め方

社史用の資料の集め方には、いくつか方法があります。

社内報

まず手軽に情報を取得できるのが「社内報」です。過去の社内報を一通り集めることで、会社の基本的な情報については取得することができます。とくに「イベント内容」「歴史」「会社の出来事」などの資料は社内報で十分得られるでしょう。

取材

社長や社員、会社の関係者などに取材をして必要な情報を得る方法もあります。エピソード形式にしてみたり、会社の意外な一面について取材を通して紹介してみたりすると良いでしょう。取材原稿は読み手を引き付けやすい傾向にあるため、社史の方向性によっては非常に人気のコンテンツとなります。

功績調書

何らかの賞を受賞した実績があれば「功績調書」として資料が保管されます。業績としてまとめられているため、原稿作成時では非常に便利な資料です。

営業報告書

業績や事跡などのような経営関連の資料です。社史を作成する上での中心的な資料にもなるので、しっかりと取得しておきたい資料です。また、営業報告書の他にも、有価証券報告書も社史の作成では重要な資料になるため、取得しておくことをおすすめします。

社史作成のスケジュールの組み方

社史を作成するにあたって、スケジュールはどのようにして組むのが良いのでしょうか。

まずは作成の流れを把握する

まずは、作成の流れを把握しましょう。会社や担当者によって具体的な進め方は異なりますが、大まかなイメージとしては次の通りです。

  1. 企画立案
  2. 年表フォーマットの作成
  3. 資料集め
  4. 原稿作成
  5. レイアウトの作成
  6. 校正
  7. 装丁
  8. 印刷・製本

上記のように進められていくことが多いので、基本的な流れとして頭に入れておきましょう。

それぞれにかける時間を考える

制作の全体の流れを把握したら、それぞれの業務にかける時間を考えてみましょう。どの業務にどれくらいの時間をかけるのかがある程度わかれば、制作期間の目安がわかりますし、スムーズな制作活動につながります。

ちなみに、時間がかかる業務は「資料収集」と「原稿作成」なので、これらを考慮した上でスケジュールを組み立ててみてください。



社史の制作は予想以上に大変な業務です。実際に取りかかってみて、初めて「こんなに大変だとは…」と慌ててしまうケースは少なくありません。計画通りに作業を進めるためにも、今回の記事を参考にしながら社史制作をスタートさせてみてください。

自費出版で失敗したくないなぁ・・・

自費出版は出版社の選定で結果が大きく左右されます。自費出版を扱っている企業が多々ありますが、実績の多い出版社に依頼する方が、間違いのない自費出版になることでしょう。

幻冬舎ルネッサンスは、これまで4,000タイトル以上の自費出版の刊行実績があります。
「大手出版社の編集者と一緒に、最高の自費出版を実現したい!」という思いをお持ちの方は、幻冬舎ルネッサンスを第一候補に、まずは一度資料請求してみてはいかがでしょうか。

幻冬舎ルネッサンス自費出版バナー