「自分のエッセイを多くの人に読んでほしい」…せっかく書いたエッセイをしまっておくだけなんてもったいないですよね。自信作に仕上がったのであれば、多くの人に読んでほしいというのは当然のこと。そこで、今回はエッセイの公募情報や賞をとるポイントなどについてご紹介します。
エッセイとは
そもそも、エッセイとは何なのでしょうか。まずは、エッセイの概要について見ていきましょう。
自分の想いを文章で書き連ねる
エッセイとは、独自の視点で物事を捉え、感情や意見、想いなどを書き連ねたものです。自分を表現する作品でもあり、最近では「育児」「キャリア」「人生」などのジャンルのエッセイが人気を集めています。
コミックエッセイも人気
最近では、文章のエッセイだけではなく「コミックエッセイ」としてコミックタイプのエッセイも人気を集めています。コミカルな絵がユーモアやオリジナル性を高め、長い文章が苦手な若い世代からも注目を集めています。
エッセイは小説に比べて応募しやすい?賞をとるには?
エッセイは小説と比べて応募しやすいといわれています。公募の規模が大きくないこと、公募の数が多いこと、文章のボリュームが少ないことなどが理由として挙げられます。では、こうしたエッセイの公募で賞をとるには、どのようなポイントに気をつければ良いのでしょうか。
独自の個性的な意見や見解をまとめる
エッセイは自分を表現した作品です。だからこそ、独自性、個性などが注目されることが多いです。他の人にはない斬新な切り口や意見、見解を書くと、審査員の目にも「あなた」という人間性が伝わり、魅力的なエッセイになるでしょう。
ポジティブなイメージになるように書く
なるべくポジティブなエッセイを作成することがおすすめです。話題になるエッセイの多くは、不利な状況にいながらも前向きに頑張る様子が描かれていて、「不妊治療を楽しく乗り越える」「結婚できないけど、気楽に婚活に励んでいる」など、ポジティブな世界観のエッセイが多いです。
書き出しや結末にこだわってみる
書き出しは読んでいる人を引き付けるうえで重要なポイントです。自然な始まりも安定した良さがありますが、独特で個性的な始まり方で読者の興味を引き付けましょう。
エッセイの公募情報
ここからは、エッセイの公募情報についてご紹介します。どこに応募しようかな…と迷っている方はぜひ参考にしてみてください。
講談社エッセイ賞
講談社が主催のエッセイ賞。30回を超える歴史ある公募の一つで、毎回数多くのエッセイ作品が応募されています。入賞すると100万円が贈られるという夢のある公募でもあるため、チャレンジしてみてはいかがでしょうか。
コミックエッセイ プチ大賞
年に2回開催されているコミックエッセイの公募です。コミックエッセイ作家を目指す人のための公募で、受賞者は「描き方」「ストーリーの作り方」「作家としての心構え」などを丁寧に指導してもらえます。
ピクシブエッセイ新人賞
マンガ投稿サイトpixivが開催している公募です。大賞は賞金10万円が贈呈され、「ピクシブエッセイ」に連載されたり、書籍化などを行ってもらえます。
香・大賞
香について自由に表現するコンテストです。受賞すると冊子「かおり風景」に掲載、新聞紙面への掲載などの他に、金賞は30万円とトロフィーが贈られます。
WFPチャリティー エッセイコンテスト
1応募に対し、給食4日分が寄付されるというチャリティーコンテストです。発展途上国の学校給食支援として、「食」に関するエッセイを募集しています。
エッセイの公募には様々なものがあり、中には応募のハードルが低いものもあります。そのため、小説の公募と比較すると比較的応募しやすいのが特徴です。ぜひ、今回の記事を参考にしながら読者の心をつかむエッセイを書いてくださいね。