写真集や絵本の出版を検討している人におすすめな出版社の1つがリーブル出版です。独自のグラフィックの印刷技術により、印刷業界トップクラスの再現度を誇ると言っても過言ではありません。
本記事では、リーブル出版の特徴や評判を具体的に解説していきます。リーブル出版で自費出版を検討している人は、ぜひ参考にしてみてください。
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リーブル出版は写真やイラストの書籍に強い自費専門の出版社
リーブル出版は、写真やイラストの書籍の出版に強みを持つ自費専門の出版会社です。元々印刷会社だったことから、印刷される書籍の色味や画質が良く、グラフィック系の出版を考えている人におすすめです。また、印刷会社の経歴を活かし、製本に関わる全ての工程が対応可能なため、低価格でありながらも高品質な出版を行うことが可能です。
さらに、絵本や写真集以外の出版もでき、小説やエッセイ、評論と言った自費出版も可能です。担当の編集者が原稿の作成サポートをしてくれるので、初めての自費出版でも安心して利用できるでしょう。
リーブル出版の評判と口コミ
リーブル出版の評判や口コミを、SNSやインターネットで調査しました。実際に利用を検討している人は、ぜひ参考にしてください。
良い口コミ
・印刷のレベルが高く、絵の色も原画に忠実に表現できた
・表紙の装丁のデザインもお願いできる
・写真集や絵本のクオリティが高い
良い口コミをまとめると、印刷レベルの高さに満足する声が多くありました。絵本や写真集はもちろん、表紙もカラー印刷となることから、表紙の印刷クオリティも高いようです。そのため、絵が重要となる本を出版したいと考えるなら、おすすめできる出版会社と言えるでしょう。
悪い口コミ
リーブル出版の悪い口コミを調べてみましたが、特に見つかりませんでした。あえて言うなら、SNSやネット上に口コミが少ないので、判断材料が少ないのがデメリットと言えるかもしれません。
リーブル出版で自費出版するメリット
リーブル出版で自費出版をするメリットを紹介します。グラフィックへの技術力の高さのほかにも、いくつかメリットがあるので順番に見ていきましょう。
全国最高賞の経済産業大臣賞を受賞した印刷技術
リーブル出版は、全国の出版印刷物展覧会である「日本グラフィックサービス工業会作品展」において、最高賞の経済産業大臣賞を受賞しています。独自の印刷技術も含め、絵本のストーリー校正が評価されるなど、高い印刷技術がある出版会社と言えるでしょう。
またリーブル出版では、作品を見たままのクオリティを保てるよう、試し刷りを行って希望通りの完成度に近づけるように対応してくれる点もポイントです。
契約時以外の追加費用は発生しない
リーブル出版は、基本的に契約時に決まった金額から追加費用は発生しません。校正も何度でも可能で、初心者でも安心できると言えます。
ただし、例えば契約後に出版物の仕様や部数が変更となった場合や、本機色校正などの場合は追加費用が発生することもあるので注意が必要です。
作成したデザインデータの色味と印刷物の仕上がりに差が起きないよう、試し刷りをすることを色校正と言います。その中でも、本機色校正とは、本番の印刷で使用する印刷機やインク、紙を用いて本番印刷と同じ印刷条件で行う校正のことです。追加費用が発生しないようにするためには、契約時から条件を変えないようにし、色の変更を希望する場合は初期段階で相談することがポイントです。
低コストでの出版が可能
リーブル出版は、元々印刷会社ということもあり、低コストでの出版が実現できます。具体的には、小説のソフトカバー(100ページで200部)でおよそ45万~60万円程度で出版が可能です。書店やネット販売など販売方法によって異なりますが、他の自費出版よりコストパフォーマンスに優れていると言えます。
また、リーブル出版のホームページでは、希望する印刷内容を入力すると簡単な見積り金額が調べられます。相談した後に「予算面で厳しい」とならないよう、事前にある程度の金額が把握できるため、検討している人はこの機能を活用してみると良いでしょう。
リーブル出版で自費出版するデメリット
リーブル出版は印刷技術力に優れているうえ、コストパフォーマンスも良いところが魅力です。しかし、デメリットもあるため、自分自身のニーズとマッチしているか確認しておきましょう。
大手出版社と比較すると編集力にやや不安がある
リーブル出版は、主に印刷技術に定評がある自費出版会社ということもあり、原稿に対する編集力には不安があると言えます。初めての出版であれば、サポート力や校正へのアドバイスに強い大手出版会社を選ぶほうが安心です。
また、原稿の校正のやり取りなどは、すべて郵送でのやり取りとなります。リーブル出版自体が高知県にあることもあり、住んでいる場所によってはやりとりに時間がかかることが想定されます。
販促に強みがない
リーブル出版で自費出版をする上で特に注意したい点は、販促に強みがないことです。もし、「自費出版をして売れる本を作りたい」と考えるなら、他の出版社を考えたほうが無難かもしれません。リーブル出版での出版は、Amazonでの販売、全国書店への配本が可能で、配本の手続きや簡単なチラシ、ポスターなどの対応は可能ですが、特別販促力に強みがあるわけではありません。
リーブル出版で出版した実例
最後に、リーブル出版で実際に出版した実例を2つ紹介します。
記憶の花々:日本自費出版文化省特別賞
記憶の花々は、2012年の第15回日本自費出版文化省小説エッセイ部門の特別賞を受賞した作品です。内容のクオリティはもちろん、リーブル出版の編集やデザイン力が認められました。
ひかるもの:ジャグラ作品展経済産業大臣賞
ひかるものは、2012年の第54回ジャグラ文化典(出版印刷物部門)経済産業大臣賞を受賞した作品です。感動的な物語を支える、リーブル出版の独自の技術を使った色鮮やかな印刷方式が高く評価されています。
ぼく、ニホンオオカミになる!
ぼく、ニホンオオカミになる!は、リーブル出版の絵本のパステルカラーを鮮明に再現した作品です。リーブル出版独自の「絵本カラー」という印刷技術を用いて、カラー印刷で濁りがちなピンクやオレンジ、黄緑色などのパステルカラーを鮮やかに表現しています。絵本という絵の風合いを大切にする作品を、出来る限り忠実に印刷したのがわかる出来上がりとなっています。
リーブル出版は絵本や写真集の自費出版におすすめ!
リーブル出版の最大の特徴は、絵本や写真集といった、グラフィックに強みがある点です。経済産業大臣賞を受賞した印刷技術による、従来の印刷方式の発色では満足できない人も満足いく仕上がりになるはずです。
また、自費出版をするうえで気になるコストも比較的低めなので、コストを抑えたい方にもおすすめできる出版社と言えそうです。
一方で、やりとりが基本的に郵送でのやりとりになる点や、直接Face-to-Faceで担当者とコミュニケーションを取り、仕上がりを確認していくようなスタイルを望んでいる場合は向かないかもしれません。また、絵本や写真集ではなく、小説やエッセイなど、活字がメインの本を自費出版したい人にはあまり向いていません。添削や校正はしてもらえますが、大手の出版社と比べるとアドバイスできるレベルは高いとは言えないでしょう。
元々印刷会社ということもあり、編集力よりも印刷技術に重きを置いているということは考慮しておかなければなりません。そのため、小説やエッセイといった活字がメインで、内容をブラッシュアップしたいと考えるなら、大手の出版社で自費出版をすることをおすすめします。