自費出版に興味がある人で、オリジナリティのある作品を作りたい人におすすめなのがパレードブックスです。表紙や挿絵などのイラストも専門のデザイナーやイラストレーターに依頼できるので、自分だけのオリジナリティ溢れる作品に仕上げることができます。
そこで本記事では、パレードブックスの評判や特徴を具体的に解説していきます。デザインを重視した自費出版を検討されている人は、参考にしてみてもらえればと思います。
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パレードブックスはデザイン性に優れた出版会社
パレードブックスは、特にデザインにこだわりたい人におすすめな出版会社です。母体である株式会社パレードがデザイン制作会社ということもあり、オリジナリティのある表紙や本文の挿絵で本のクオリティを高めることができます。また、オールジャンル対応ではありますが、生活観や人生観を記したエッセイの出版が多いのが特徴です。
パレードブックスから出版された本で有名なのは、向井理主演の映画「僕たちは世界を変えることができない。」があります。阿部寛やリリーフランキー、松坂桃李といった豪華俳優陣が出演していることで話題となった作品です。
パレードブックスの評判と口コミ
パレードブックスの評判と口コミをSNSやインターネットで調査しました。
・イラストや表紙などデザイン性が高かった
・無料相談で疑問点を解消できた
・無料でもらえる資料がわかりやすかった
まとめると、イラストや表紙などのデザイン性を高く評価する声が多くありました。オプションで本文や挿絵といったイラストをデザイナー、イラストレーターに作画してもらえるので、オリジナリティが出るようです。
また、個別相談会やオンライン相談会といった無料で相談できる機会もあるので、依頼するか悩んでいる人も安心して利用できるという声もありました。
パレードブックスで自費出版をするメリット
パレードブックスで自費出版をするメリットについて具体的に解説します。
価格表がわかりやすい
パレードブックスでは、価格がわかりやすいよう価格表が明記されています。オンライン上で概算見積りができる出版会社はいくつかありますが、表として掲載している会社はほとんどありません。また、細かく設定できる概算見積りも、イラストや見本を載せているので、初めての出版でも戸惑うようなことはないでしょう。
依頼前に無料相談会で疑問を解消できる
とくに初めての出版を考えている人には、出版することに対して難しく考えてしまいがちです。何から始めたらいいのか、どうやって進めていくのかなど、わからないことが多い自費出版だからこそ、依頼前に疑問点を解消しておきたいものです。パレードブックスでは、直接相談できる個別出版相談会と、オンラインでの相談会を設けています。どちらも無料で参加できるので、興味のある人は一度相談してみてはいかがでしょうか。
オプションが豊富で自分好みにカスタマイズできる
パレードブックスでは、オプションが豊富にあるので自分好みのプランにカスタマイズできます。たとえば、本文中のイラスト作成や図表、エッセイをライターが代行して書くサービスなど、要望に合わせて出版をサポートしてくれます。
パレードブックスで自費出版をするデメリット
パレードブックスで自費出版をする特徴やメリットを紹介してきましたが、デメリットもあります。理解したうえで、自分のニーズと合うかチェックしていきましょう。
電子書籍だけを作ることはできない
パレードブックスでは、電子出版だけの注文は受け付けていません。電子出版をすることは可能ですが、あくまで紙の書籍を制作した人限定のオプションサービスとなっているので注意しましょう。また、他の出版社で作成した書籍の電子書籍化もできないので、あらかじめ理解しておく必要があります。
流通販売にはオプション料金がかかる
パレードブックスでは、自費出版した本を一般書店やオンラインにて販売したい時に別途オプション料金が発生します。
・書店販売の場合:50,000円+本体価格の10% × 冊数分
・Amazonのみでの販売の場合:20,000円+本体価格の10% × 冊数分
たとえば、1,000円の本を書店販売で200冊依頼する場合は、50,000+100 × 200=70,000円となります。
ちなみに、書店販売を希望する場合は最低冊数は200冊、Amazonのみでの販売の場合は30冊が必要となるので覚えておきましょう。
パレードブックスで自費出版した場合のプランと金額
自費出版をする場合、気になるのが具体的な金額です。パレードブックスは、メインとなる3つのタイプから選ぶことができます。それぞれのプランの具体的な内容を見ていきましょう。
本格タイプ:書店の本と同じクオリティで作成
自費出版となるとクオリティには期待できない人もいるかもしれませんが、パレードブックスの本格タイプでは、書店に並んでいても違和感のないクオリティに仕上がります。表紙カバーから本文ページまで全てがデザイナーによる完全オリジナルで、書店で目にする本と「作り方・品質」もまったく同じように作られます。価格帯は、最小単位が300部からで約50万円からが目安となります。そのため、売れる本を出版したいという人は、本格タイプを選ぶと良いでしょう。
少部数タイプ:30部から低予算で出版可能
少部数タイプは、予算を抑えてデザインにこだわりたい人におすすめな方法です。身近な人に配ったりするのも便利なタイプで、30部から約20万円で作ることができます。特徴としては、表紙を150種類のデザインバリエーションから選択でき、写真やイラスト、書体、色などのアレンジによってほぼオリジナルといえる出来栄えの作品を作ることができる点です。
記念本タイプ:俳句・短歌や故人の遺稿をまとめるのにおすすめ
記念本タイプは、作品や思い出づくりなどの特別な一冊として仕上げるのにおすすめなプランです。そのため、個人利用として記念に残す用途として、友人との句集や故人の遺稿をまとめるといった使い方におすすめです。30部から出版が可能で約45万円からが目安金額となります。
パレードブックスで出版した実例
最後に、パレードブックスで出版した本の実例を紹介します。
僕たちは世界を変えることができない
「僕たちは世界を変えることができない」は、大学生だった著者が、仲間と共にカンボジアに小学校を建てた実話をもとにした物語です。出版がきっかけとなり、NHKの番組に出演し増刷した後、発売から3年後には映画化され、あらためて小学館から出版されて、ますます多くの人々に届けられることになりました。
思い出の料理と綴る自分史 母が紡ぐ和の薬膳
「思い出の料理と綴る自分史 母が紡ぐ和の薬膳」は、薬膳料理のレシピと自分の歴史をつづった作品です。この作品は、世界最大の料理本アワードである「グルマン世界料理本大賞2022」の「FOOD&NATURE部門第2位」を獲得しています。
パレードブックスは特にデザインにこだわりたい人におすすめな出版社
パレードブックスは、表紙や挿絵など、デザイン性を重視する人におすすめな出版社です。口コミや評判を調べましたが、評価が高くリピートする人が多いのも特徴です。
ただ、パレードブックスで出版では電子書籍のみの販売はできません。必ず紙の書籍依頼をしたうえで、電子書籍のオプションが必要となります。現代の日本では、本を持ち歩く人は少なく、特に若い世代の方は電子書籍で買ってスマホで読むという人が増えています。そのため、そのような方をターゲットとする場合、電子書籍がオプションになるのは大きなデメリットと言えるでしょう。
若い人に読んでほしいなら電子書籍化は必須といえるので、オプションを払ってまで電子書籍にしたくはないな、という人は注意が必要です。