自費出版を考えている人の中には、東京図書出版で本を出そうか悩んでいる人もいるでしょう。東京図書出版は品質の高さが魅力で、高クオリティの本を出したい人におすすめな出版社です。教科書や医学書など、誤字脱字を許さないジャンルを扱っているため、校正の質も高く、こだわりのある本を出版することができるでしょう。
一方であまり聞かない出版社なので、どのような出版社か不安に思う人もいるのではないでしょうか。そこで、今回は東京図書出版の評判や特徴について具体的に解説します。自費出版を考えている人は、ぜひ参考にしてください。
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東京図書出版は、品質の高さが魅力の出版社
出版社名 | 株式会社ブレイン(出版事業部 東京図書出版) |
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本社所在地 | 東京都文京区白山5-4-1-2F |
資本金 | 1000万円 |
設立年月日 | 1977年4月1日 |
強いジャンル | ビジネス書、教材、小説など幅広い |
東京図書出版は教科書や参考書、医学書のほか、小説やエッセイ、写真集、絵本などさまざまな書籍を販売している出版社です。そのため、どのようなジャンルでも自費出版がしやすく、他の出版社では扱っていないコアなジャンルでも出版できるという特徴があります。
また、専門書を扱っていることもあり、校正や事実関係などについてもしっかりとサポートしてくれるので、書籍のクオリティも安定しており、商業出版に劣らない出版が可能と言えるでしょう。
東京図書出版で自費出版するメリット
ここからは、東京図書出版で自費出版するメリットについて具体的に解説していきます。
編集とデザインの質が高い
編集力とデザイン力が高い点が東京図書出版の魅力の一つです。
出版社によっては校正がオプションになっていたり、誤字脱字が残ったまま出版してしまったという口コミを見かけます。しかし、東京図書出版では手を抜くことなくしっかりと確認を行ってくれるので、完成度の本に仕上げることが可能です。
また、本には高級感のある用紙が使用されるため、本自体に高級感が出ます。表紙のデザインも専属のデザイナーがオリジナルのデザインを考案してくれるため、デザインに重きを置く方は候補の1つになるでしょう。
マーケティングと流通のサポートがある
東京図書出版のマーケティングの最大の特徴は、「本を出版すれば全国紙(朝日新聞もしくは毎日新聞)」で宣伝文を掲載してくれることです。新聞での宣伝は本の信頼性を高められるので、著者にとっては大きなメリットと言えるでしょう。
また、自社のウェブサイトやSNSを活用した宣伝活動だけでなく、書店での販売促進やイベントの開催などさまざまなプロモーションを展開しています。ほかにも、全国の書店やオンライン書店との提携により、広範囲にわたる流通網を構築しています。そのため、作品が多くの読者に届くようサポートしてくれます。
増刷となった時にかかる経費を負担してもらえ、印税ももらえる
自費出版後、売れ行きが好調で増刷となった場合、その時の出版費用を負担してくれるのも特徴です。さらに、それに対しての印税もしっかりもらえます。売れれば売れるほどバックも大きくなるので、著者にとってはやる気の出るシステムと言えるでしょう。
東京図書出版の悪い口コミ、評判も調べてみた
東京図書出版には、悪い口コミや問題点も存在します。ここからはネガティブな面も見ていきましょう。
コストの高さ
「東京図書出版は自費出版のコストが高いと感じる」という声が一部で見受けられました。特に編集やデザイン、マーケティングのオプションを追加すると、トータル費用が大幅に増えることがあるので注意が必要です。東京図書出版では高クオリティの本が出版できることが特徴なので、ある程度は仕方ないのかもしれません。
販売実績が明確ではない
東京図書出版では、自費出版した過去作品がどれくらい売れたかなど、詳細な情報をホームページに掲載していません。そのため、実際に自費出版したときにどれくらい販売されるかイメージがつかみにくく、依頼しづらいというデメリットがあります。
自費出版は数百万単位で費用がかかることもあり、決して安い金額ではないので、過去の実績が掲載されていないのは不安要素と言えるのではないでしょうか。インターネット上にも東京図書出版で自費出版した人の口コミがほとんどないので、判断材料が少ないというのも選びにくい要素と言えるでしょう。
比較検討しにくい
東京図書出版は先述したとおり、インターネット上に経験者の口コミがないので、他の出版社と比較検討しにくいというのもデメリットとして挙げられます。自費出版を考えている人は、「この会社に依頼しよう」と最初から決めていることは少なく、複数社で見積りを取って検討することが多いです。そのため、口コミが少ないと候補にしづらい点も事実です。
また東京図書出版は、自費出版を「応募」という形で募集しており、原稿送付から審査結果が出るまで2~3週間ほど待たなければならないのもデメリットとして挙げられるでしょう。多くの出版社では「相談」からスタートすることが多いので、東京図書出版でどうしても依頼したい!と思う人以外は、なかなか連絡しにくい雰囲気があります。
共同出版でも費用がそれなりにかかる
東京図書出版の自費出版は、共同出版と個人出版の2種類があります。共同出版は、著者と出版社が共同で出版する形で、コストは出版社が負担してくれるケースも多いですが、東京図書出版は、実費は著者負担となります。広告や流通面でのサポートがメインとなるようなので、出版社のお眼鏡にかなってもそれなりのコストを負担する必要があります。
個人出版だと書店流通がない
共同出版ができないとなると、個人出版という名前で自費出版を行うことになりますが、その場合、書店への流通が叶わなくなります。自費出版社によっては、費用を払うことで書店への配本をサポートをしてもらえる所もありますが、東京図書出版はそのような制度はないようです。
比較検討するのにおすすめの自費出版社はどこ?
自費出版は比較検討すること一般的というのは前述したとおりですが、具体的にどのような自費出版社を比較検討の対象とするのが良いのでしょうか。
自費出版社は、それぞれのカラーがありますが、基本的には自費出版において何を重視するのか、重視したいポイントを優先順位付けして決定するのがおすすめです。
個人的におすすめしたいのは、実績数です。料金を軸に検討する人は多いですが、リーズナブルな自費出版社は安いなりの理由があり、サポートが十分受けられなかったり、自費出版全体の質が低かったりすることがあります。内輪向けに出版したいなど、小規模な出版であれば安さを第一に考えても良いと思いますが、できるだけ多くの人に届けたいという想いをお持ちの方は、料金で選定するのではなく、実績数をベースに検討することをおすすめします。
実績数の多さで言うと、幻冬舎ルネッサンスや文芸社が有名です。両社とも実績数や品質の高さはもちろん、流通にも強みを持っているので、候補に入れてみることをおすすめします。
東京図書出版は質の高い出版社だが、しっかりと比較検討を
東京図書出版は、質の高い編集と充実したマーケティング支援を提供する自費出版社です。特に高クオリティな仕上がりを求める著者にとっては魅力的な選択肢の一つと言えるでしょう。一方で、コストの高さや個人出版だと書店流通ができない点などがデメリットとして挙げられます。
また自費出版を検討する際は、自分のニーズや予算に合った出版社を選ぶために事前にしっかりと情報収集を行ったり、比較検討を行うことが重要です。また、契約内容や追加費用についても十分に確認し、納得のいく形で進められるかどうかをしっかりと出版社の担当者に確認しながら進めていくようにしましょう。