小説を書く人であれば「このミステリーがすごい大賞」という賞について、一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。今回は「このミステリーがすごい大賞」について、概要や応募要項、傾向・対策に至るまで幅広くご紹介します。
「このミステリーがすごい」大賞とは
「このミステリーがすごい大賞」とは一体どのような賞なのか、イメージしたことはあるでしょうか。名称からして、多くの人が「ミステリー作品」を思い浮かべると思いますが、実際は少し違います。この「ミステリーがすごい大賞」が募集しているのは、「エンターテイメント」と「ミステリー」の分野を合わせた作品です。
ただのミステリーのみならず、ホラーやSF要素を含んだミステリーでも応募可能なので、エンターテイメントの分野を得意とする人、エンターテイメントの分野にチャレンジしたい人などにもおすすめです。
「このミステリーがすごい」大賞の応募要項
「このミステリーがすごい大賞」の応募要項についてチェックしましょう。
応募規定
40字×40行の原稿用紙100~163枚で作成し、原稿の巻頭にはタイトルと筆名を記載します。
手書きは不可となっているため、パソコンを使用して執筆しましょう。また、マス目や罫線のないA4サイズの紙を横長で使用してプリントアウトしてください。
どうやって選考される?
作成した原稿は著名書評家によって応募作品が絞り込まれ、厳正にチェックされていきます。一次選考で残ると、プロ目線のコメントが送られるため、小説を書くうえでのアドバイスやエールを送ってもらうことができ、小説を書くモチベーションにもつながるでしょう。
「大きな賞を受賞したい」「著名評論家に作品を見せたい」という方は、チャレンジしてみてはいかがでしょうか。
過去の受賞作から読み取れる傾向と対策
このミステリーがすごい大賞に応募する前に、受賞のチャンスをさらに増やすためにも、賞の傾向や対策について把握しておく必要があります。
ファンタジー・SFは少なめ
応募条件としては、ミステリー要素が含まれていればジャンルは問わないという内容が記載されていますが、受賞作にはファンタジーやSFなどのジャンルは少ない傾向にあります。受賞作として比較的多いのは、「医療」「警察」「探偵」ものなどで、ミステリーでは比較的定番のジャンルが多い傾向にあるようです。
大胆なシーン展開が高ポイントになることも
一見静かに進んでいくようにみえて、途中で大どんでん返しや大胆なシーン展開などがある作品も受賞作には多く見受けられます。斬新な発想が光る自慢の作品を書ける人には有利な賞になるかもしれませんね。
ただし、こうしたストーリー展開はストーリーにまとまりがなくなってしまったり、前半と後半で世界観やトーンに違いが出てしまう可能性もあるので注意が必要です。
Twitterで最新情報を取得できる
このミステリーがすごい大賞にはTwitterアカウントが開設されているため、いつでも最新情報を確認することができます。賞への対策で必要なのはやはり「最新情報」。どのような内容を発信しているのか、どのような作品をどのように評価しているのかなどを、ぜひチェックしてみましょう。
このミステリーがすごい大賞は、比較的知名度の高い賞の一つです。読書が趣味ではない人の中には、こうした有名な賞を受賞した作品から手に取ることが多い傾向にあります。多くの人に読んでもらうための選択肢として、有名な賞での受賞は必須です。ぜひ、自慢の作品の応募を検討してみてください。