原稿応募

小説を応募する際のマナーと送付方法について

小説を応募する際のマナーと送付方法について

あなたは小説の応募マナーをご存じですか?応募要項をよく読んでいなかったり、公募のマナーから大きく外れたりすると、内容にかかわらず落選してしまいます。

ここでは、小説を応募するときのポイントと送付方法についてご紹介します。
主催者側が気持ち良く受け取れるマナーをぜひ知っておきましょう。

小説を応募する際のマナー

まずは、応募事項の条件や必要項目をしっかりと確認しましょう。
応募規定を忠実に守るだけで、落選のリスクを大幅に減らせます。

また、審査の過程でコピーを取ることがあるため、必ずページ番号をつけましょう。
このとき、あらすじや表紙はページ数に含まれません。
本文に番号を振る際には、綴じる位置の対角線の隅、例えば右上を綴じたら左下にはっきり書きましょう。

さらに、応募要項に不要なものは送らない配慮も大切です。自己PRの手紙を添えても、選考には関係なく、「登場人物の一覧表」「物語舞台の地図」なども、審査の対象外となります。逆に好印象を与えるのは、「ビニールで包んで水濡れを防ぐ」「厚紙を入れて、原稿をたるませない」など、きれいな状態で読んでもらえることを意識した原稿への気配りです。

原稿の綴じ方

原稿を送付する際には、留めると外れやすいクリップを避け、ホッチキスとヒモ綴じがおすすめです。

また、縦書き原稿ならば、右上で綴じるのがマナーとなっていて、15枚程度であればホッチキス 、それ以上多くなる場合はパンチで穴を開けてヒモを使いましょう。
ヒモは文具コーナーに並んでいるもので十分であり、穴の上側と右側にヒモをまわすと原稿が破れにくくなるのがポイントです。
ほかにも穴あけ部分に補強用シールを貼ると、より読みやすい原稿になります。

ここまでが原稿の綴じ方の基本ですが、公募によっては独自のルールが設けられている場合があります。
応募規定をきちんと読んでから、原稿を綴じましょう。

原稿の送付方法

メールやホームページによる原稿の送付もありますが、ほとんどの場合はA4のコピー用紙で印刷して、郵送で送ります。
原稿の送付方法には、定形外郵便やレターパック、宅急便などが挙げられます。

さらに、原稿の発送では事故が起こらないように、郵便物を配達したことを証明できる「書留」を利用しましょう。ちなみに原稿用紙1枚あたり4g であり、50枚で約200gとなります。
A4サイズのコピー用紙は、長辺29.7cm、短辺21.0cm です。これらを踏まえたうえで発送料金を比較して、最適な原稿の送付方法を検討していきます。

定形外郵便

規格内(長辺34cm以内、短辺25cm以内、厚さ3cm以内および重量1kg以内)
50g以内 :120円
100g以内:140円
150g以内:205円
250g以内:250円
500g以内:380円
1kg以内:570円

規格外

50g以内:200円
100g以内:220円
150g以内:290円
250g以内:340円
500g以内:500円
1kg以内:700円
2kg以内:1,020円
4kg以内:1,330円

レターパック

レターパックライト(厚さは3cm以内であり、交付記録郵便としない特定封筒郵便物)
4kg以内:360円

レターパックプラス(交付記録郵便とする特定封筒郵便物)
4kg以内:510円

宅急便

発送元や荷物の大きさによって料金が大きく変わります。県内からの発送でも一番安くて690円 であるため、もし利用するならば長編小説といった大量の印刷物を送るときに検討しましょう。

簡易書留

簡易書留とは、引き受けと配達のみを記録するものです。
一般書留に比べて安上がりですが、損害時の賠償額は5万円まで となります。とはいえパソコンからの印刷原稿であれば、再送する手間や費用を考えても簡易書留で十分でしょう。特定記録郵便というサービスもありますが、保証なしのポスト投函のため原稿の送付には向いていません。

・一般書留
+430円(基本料金に加算)
(損害要償額10万円まで)
さらに5万円ごとに+21円(上限500万円)

・簡易書留
+310円(基本料金に加算)
(損害要償額5万円まで)

・特定記録郵便
160円(保証なし・ポスト投函)

賞によっては、書留の発送が応募規定で決められています。原稿用紙50枚程度を「定形外郵便の規格内」に収めるとすると、250g以内の250円+簡易書留310円=560円となります。どの方法が適しているのか、自分の原稿の大きさと重さを確認して比べてみましょう。

小説の応募には、応募規定を守って原稿を送るのが何よりも大切です。
心配りが必要なマナーについては、いかに原稿をきれいに読んでもらえるかを意識してみるのがおすすめです。
できれば、原稿の紛失リスクまでを考慮しながら文学賞に応募しましょう。

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