従来だと小説家になるためには出版社に作品を持ち込んだり、新人賞へ応募したりするといった手法が一般的でした。しかし、現在ではwebから応募できるネット小説サービスもたくさんあるので、小説家になるチャンスは意外と身近にあるといえます。
ここでは、webで応募できるネット小説サイトをいくつかピックアップしましたので、それぞれの特徴についてご紹介していきます。
webから応募できるネット小説一覧
カクヨム
カクヨムは誰でも思いのままに小説が書けるネット上のサービスです。投稿フォームがシンプルなためネットが苦手という方でも安心ですし、SNSと連動させた発信もできるなどサービスが充実していることが特徴といえるでしょう。あらゆる作品の執筆が可能ですので、登録後すぐにコンテストに参加することも可能です。
小説家になろう
こちらのサイトはオンライン小説や携帯小説の作品を数多く掲載しています。本気で作家を目指している方はもちろん、趣味として小説を書いてみたいという方も歓迎しているので、初心者にもおすすめのサイトといえるでしょう。
年齢や職業も不問で、執筆歴なども関係なく利用できます。読者数がわかるシステムになっているため、モチベーションアップにもつながりやすいです。挿絵が挿入できるのも嬉しいサービスといえるでしょう。
女による女のためのR-18文学賞 新潮社
女による女のためのR-18文学賞は新潮社が主催している公募賞の一つです。ウェブから簡単に、また1人につき3作品まで、応募できるのが大きな特徴といえるでしょう。応募資格は女性に限られているため男性は応募できません。
さらに、ウェブ上で選考の経過や結果が発表されるのも特徴です。R-18作品を求めているものの、応募する作家には年齢制限がないため、少女から熟女まで女性なら誰でも応募できるようになっています。
アルファポリス
アルファポリスは小説や漫画などのコンテンツを無料で楽しむことができるポータルサイトです。専用アプリをダウンロードすることでスマホから手軽に小説を執筆できたり、インセンティブ管理や出版申請などもアプリから可能です。ウェブからの投稿も簡単で、人気に応じてインセンティブが発生するような仕組みも構築しています。
エブリスタ
エブリスタは小説を読むことも書くこともできるサイトです。公式のコンテストも開催していますので、作品の書籍化や映像化などのプロデュースも手掛けています。会員登録するだけで小説の投稿ができるようになっており、エブリスタ小説大賞という賞に応募することも可能です。
エブリスタ小説大賞はネット最大級の文学賞ともいわれていますので、初心者や新人でも応募できるだけでなく作品の書籍化や漫画化のチャンスも窺えます。
「小説家になろう」をきっかけにベストセラーを果たした事例も
ウェブから手軽に応募できる小説サービスとなると「本当に大丈夫なの?」「きちんと評価してくれるの?」といった不安も抱いてしまうかもしれません。しかし、実際にウェブからネット小説に応募して一躍人気の作家となった方もいるため、今後もこうした流れは加速化していくと予想できます。
先ほどご紹介した「小説家になろう」を利用してデビューを果たし、累計でミリオンセラーを超えるベストセラーになった作品も実際あります。例えば、2008年から小説家になろうで連載が始まった「魔法科高校の劣等生シリーズ」は、シリーズ累計500万部以上のベストセラーとなりました。
ネット小説サービスなら初心者でも気軽に応募ができて、幅広い年齢層の方に作品を読んでもらえるきっかけにもなります。web上に公開することで大勢の人の目にとまり、ファンができて人気を獲得する手段にもなり得るでしょう。ヒットすれば書籍化や映像作品化というのも夢ではありませんし、実際そのようなシンデレラストーリーを実現した方もいます。小説家を目指しているのならネット小説サービスを利用しない手はありません。