自費出版社の比較

技術評論社で自費出版は可能?評判、口コミも併せて解説

技術評論社の自費出版に関する評判、口コミ

技術評論社は、初心者から上級者まで幅広いレベルのIT関連書籍を主に取り扱う出版社です。スマホやパソコン、動画編集などの内容で本を出版したいと考えている人にとっては、選択肢の一つになるのではないでしょうか。

しかし、注意が必要なのは、技術評論社は誰でも本の制作ができる自費出版という形態ではないことです。技術評論社から本を出版したいとなると、まずは企画書(あれば原稿)を送る必要があります。企画書を送付してから審査があり、審査に通過した場合にのみ出版が可能になる仕組みを採用しています。そのため、内容によっては本が制作できないことを理解しておかなければなりません。今回は、そんな技術評論社で本を出版する方法や、特徴や評判について解説していきます。

技術評論社は、ITなどの技術書に特化した出版社

出版社名 株式会社技術評論社
本社所在地 〒162-0846 東京都新宿区市谷左内町21-13
資本金 3000万円
設立年月日 1969年3月
ホームページ https://gihyo.jp

技術評論社は、1969年に創業されたIT関連の技術書に特化した出版社です。名前のとおり技術系の書籍や雑誌を中心に出版しており、技術者やエンジニア、学生から高く評価されています。

特に人気があるジャンルは「プログラミング関連の学習教材」で、HTMLやJAVAといった言語入門から、ネットワークやデータベースなど専門的なジャンルまで幅広く扱っています。ほかにもITに関連する動画編集、広告の作り方、スマホアプリ、SNSなどの本や、ITパスポートなどの資格関連の学習教材も人気です。

データサイエンスやIT分野の技術は日々進歩をしていることもあり、これからより一層注目されるジャンルです。そのため、技術評論社の本も今後さらに支持されるでしょう。

技術評論社は自費出版でなく、企画出版のみ

IT分野やAIなどの分野で自費出版を考えている人にとって、技術評論社で出版したいと考える人もいるでしょう。しかし残念ながら、技術評論社では一般的な自費出版は行っていません。しかし、郵送・メールで書籍の企画の持ち込みは受け付けており、内容次第では「企業出版」で書籍の出版が可能です。

企画に応募する方法

企画を持ち込みたい場合は、応募に必要な書類を揃えて郵送もしくはメールにて送付します。応募に必要な書類は以下の通りです。

  • 書籍のタイトル
  • 執筆者の氏名、連絡先、および簡単なプロフィール
  • 企画意図および書籍概要(600字程度)
  • 目次案
  • 現在の原稿完成度と原稿完成予定時期

応募方法は以下の通りです。

  • メールでの送付:mochikomi@gihyo.co.jpに送付
  • 郵送での送付:〒162-0846 東京都新宿区市谷左内町21-13 技術評論社 出版計画課宛てに送付

基本的には企画書として必要な内容を送付したうえで、「サンプル原稿」もあれば添付して送付しましょう。応募書類については検討後、1ヶ月程度で返答がくるようです。

技術評論社での書籍制作の流れ

企画書が通って書籍を制作する場合、一般的に契約から納品までおよそ4か月~6か月かかります。すでに原稿が完成している状態であれば、最短2か月での納品も可能です。ここからは、技術評論社で制作する時の流れを、制作相談から完成の段階に分けて解説します。

打ち合わせ~契約まで

まずは、担当者とターゲットにしたい読者像や制作の目的、予算などのニーズを確認します。そのうえで本のデザインやイメージ像をすり合わせ、提案された内容で見積り・スケジューリングを行い、内容を確認して問題なければ実際の制作に進んでいきます。

原稿執筆~校正

担当者と打ち合わせた内容をもとに原稿の執筆を進めていきます。執筆するなかで確認したい内容や修正依頼があれば、担当者と連絡を取り合っていきましょう。校正して問題がなければ校了(原稿の執筆完了)となります。

印刷~完成(一般流通)

原稿が完成したら、印刷会社へデータを入稿して製本に進みます。印刷が完了して一冊の本になったら完成です。完成した本は全国書店へ一般流通という形で配本されます。

技術評論社で本を出版するメリット

ここからは、技術評論社で出版するメリットを評判と合わせて解説していきます。

IT分野の技術本の出版に強い

IT分野の技術本の専門会社ということもあり、専門書をいかに分かりやすく作るかが得意な会社です。たとえばX(旧Twitter)で口コミ調査をしてみると、以下のような口コミがありました。

  • 参考書がわかりやすく効率よく学べる
  • 図解やイラストが多く、初心者でも理解しやすい

技術評論社では、ITパスポートといった資格取得に関する本も対応していますが、わかりやすく効率よく学べるという意見がありました。また、文章だけでは分かりづらい内容の専門的内容も、図解やイラストを取り入れることで初心者でも理解しやすくまとめられているようです。IT分野に関する本を出版したい場合、技術評論社から出版すれば、クオリティの高い本に仕上がるでしょう。

書籍以外にもコンテンツ制作に幅広く対応している

本として出版するまではイメージできなくても、「販促用小冊子」や「商品紹介のWebサイトを作りたい」と考えている人もいるでしょう。技術評論社では、書籍制作で培ったライティングや編集・デザインのノウハウを活かし、要望に応じたコンテンツ制作が可能です。

たとえば、以下のようなコンテンツ制作ができます。

  • 社内研修用のマニュアル
  • 営業ツールとしてイベントやお客さんに配布する販促用小冊子・パンフレット
  • 自社製品の利用方法や特徴を解説するWebサイト制作
  • プレゼン用スライド

デジタルだけではなく紙も対応しているので、幅広いニーズに応えてくれる点が魅力です。マニュアルやWebサイト制作といったコンテンツは、およそ20万円〜、最短で2週間ほどで完成するようです。

ニーズや予算に合わせて柔軟に対応してくれる

技術評論社では、IT関連書籍の制作実績が豊富なプロの編集者が多く在籍しています。そのため、編集者が企画・原稿執筆を含めたゼロ段階から手厚いサポートを行ってくれたり、校閲・編集・製本のみサポートするなど、幅広い対応が可能です。予算をかけたくない人であれば限定的なサポート、なるべくプロの力を入れてクオリティを上げたい人はトータルサポートと選べるのも嬉しいポイントと言えるでしょう。

技術評論社を利用するデメリット

一方で、技術評論社を利用することで起きるデメリットもあります。たとえば、IT関連以外の内容で執筆をするとなると、そもそも受け入れてもらえない可能性が高いという点です。技術評論社はプログラミングやコンピューター業界のプロにも愛用される出版社ですが、小説やエッセイといったジャンルは出版できないと言えるでしょう。そのため、IT関連以外の内容で出版したい場合は、汎用性の高い出版社を選ぶことをおすすめします。

技術評論社の自費出版は存在しないが、ジャンルがIT関連なら一考の余地あり

IT関連の書籍販売で有名な技術評論社では、自費出版という概念がありません。そのため、どうしても技術評論社で出版したい場合には、企画を送るところからはじめなくてはいけません。また、IT関連出版以外の知見があまりないと考えられるため、小説やエッセイといった本の出版を考えている人は難しいので、他の出版社から選ぶことをおすすめします。

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自費出版は出版社の選定で結果が大きく左右されます。自費出版を扱っている企業が多々ありますが、実績の多い出版社に依頼する方が、間違いのない自費出版になることでしょう。

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