本の書き方

プロットの書き方 ~小説づくりに欠かせないプロットの意味と必要性

プロットの書き方 〜小説づくりに欠かせないプロットの意味と必要性

小説づくりで耳にすることが多い「プロット」という単語ですが、実はよく知らない…という方が多いのではないでしょうか。プロットは小説家や漫画家の間で使われる用語の一つでもあるため、日常生活ではあまり使いません。そこで、ここではプロットの意味や必要性についてご紹介します。

プロットとは何か?基礎知識と必要性

プロットとは、一言でいえば小説づくりにおける「物語の骨子」を指します。どのような物語なのかを簡潔に記したもので、プロの小説家の多くも取り入れています。必ず作成するというものではありませんが、作者自身が物語がどう進んでいくかを認識するためのものでもあるため、小説をいきなり書き始める前にプロットを作成することをおすすめします。

骨組みが大事。プロットの書き方・組み立て方

プロットはどのように組み立て、書いていけばよいのでしょうか。

プロットに書き込む項目を把握する

まずは、プロットに書き込む項目を把握するところから始まります。
プロットに必要な項目は以下の通りです。

  • 物語の始まりかた
  • 物語の世界観
  • 主要な登場人物
  • 物事の動機・原因
  • 主要人物たちの目的
  • 物語の終わりかた

上記が主なプロットの項目です。簡単にいえば「いつ」「どこで」「誰が」「なぜ」「何をする」などを意識します。これらを簡潔に書き記したものがプロットなのです。

必要なシーンを順番に書き出す

物語の流れを順番に書き出します。
主人公のこと、突然のトラブル、思いがけないチャンス、エンディングなど、それぞれのシーンを抜き出して順番に書き出すことで、おおよその物語の全体像が明確になります。
ただ、この段階では長々と書き出す必要はないので、簡潔にまとめて並べましょう。

シーンごとに詳細をまとめる

上記で抜き出したシーンごとに、詳細を書き出してまとめます。
1つのシーンの中に物語の流れを書いていくことで、より詳細な物語の情報が明確になります。このとき、物語の伏線についても書き込んでおくと、原稿を作成しやすくなります。

プロットの書き方は練習できる

プロットは慣れないうちは苦手意識を感じてしまうものです。「思いついた内容を一気に原稿にしたい」という方も多いと思いますが、そうして一気に書き上げると思わぬ方向に話が逸れたり、物語の終着点が曖昧になったりすることがあります。そうした状況を回避するためにもプロットは重要です。

そこで、ここからはプロットの作成が苦手な方のために、プロット作成の練習方法をご紹介します。

まずは基本情報を1行程度で書き出す

まずは、それぞれのシーンを1行にまとめてみましょう。
「主人公が故郷を旅立つ」「仲間を作る」「敵と戦って勝利する」「仲間との喧嘩する」など、メモ程度でも問題ありません。

5〜10行程度に詳細を書き足す

上記で書き出した情報に対し、詳細を書き足していきます。
主人公が故郷を旅立つことになった理由や背景、仲間と出会ったきっかけや仲間になるまでのエピソード、敵との戦いの様子などの描写を、1つのメモに対して5~10行程度で書き出します。

全体的なあらすじを書く

書き出した内容をもとに全体的なあらすじを書いてみましょう。始まりからオチまでを簡潔に書くことで、プロット作成の能力が身についていきます。内容を取捨選択して、どの部分を抜き出すべきか、必要性の低い情報はどれか、などをよく考えながら作成してみましょう。



小説づくりにおいてプロットの作成は重要です。自分自身が小説づくりを進めやすくなるだけでなく、プロットを見せるだけで第三者に物語について理解してもらうことができ、意見をもらいやすいといったメリットがあります。ぜひ、小説づくりの際には「プロット」を作成してみてください。

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