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歴史小説の書き方を学ぼう

歴史小説の書き方を学ぼう

歴史上の人物を題材にしたり、歴史をテーマにした小説を書きたいと考えたとき、具体的にどのように書けばよいのか把握している人は少ないのではないでしょうか。小説において「歴史」のジャンルは難しいジャンルの一つです。ある程度の歴史の知識や特定の人物についての情報を把握しておく必要があり、手間や時間もかかります。

そんな歴史小説を書くにはどうしたらよいのか。今回は歴史小説の書き方についてお話します。

歴史小説とは

歴史小説とは、過去に実在した人物が登場人物となり、史実の通りに、もしくは史実に近い形でストーリーが進んでいく小説です。具体的には「織田信長」を主人公にしたり、「西郷隆盛」を主人公にしたりなどのストーリーが存在します。

歴史小説を書く際のポイント

歴史小説はどのようにして書いていけばよいのでしょうか。

まずは歴史について触れる

まず歴史小説を書くうえで重要なのが、「歴史について触れる」ということです。例えば、基本的な歴史の流れであったり、舞台となる地域の歴史・建造物であったりなど、登場人物のみならず生活状況や建造物に至るまで知る必要があります。

これらの情報は、地域の「博物館」「歴史資料館」などに保管してあるため、足を運んで調べてみましょう。

史実に忠実でなくてもよい

歴史小説は、必ずしも史実に忠実である必要はありません。例えば主人公をタイムスリップさせたり、現代のアイテムが平安時代に存在したりなど、史実とは異なる話であっても歴史小説として分類されます。

淡々と史実を語るよりも、ストーリーに面白さが生まれる傾向にあるので、史実に寄り添いつつオリジナリティのあるストーリーに展開してみましょう。

風景の描写を盛り込む

歴史小説で読者にイメージのしやすさを提供するのであれば、風景の描写を盛り込んでみましょう。視覚的な風景の描写はもちろんのこと、におい、風、温度、手触りなど感覚的な描写をすることで、読者に現実的な雰囲気を感じてもらうことができます。

具体的には「馬の乗り心地」「時期による寒さや暖かさ」「天気の様子」「戦の後の状況」など、風景の描写を詳しく盛り込んでみましょう。

歴史の情報収集が大事

歴史小説で重要なのは、何よりも「情報収集」です。登場人物の性格や趣味趣向なども把握しておくとキャラクターに深みが出ます。歴史に詳しい読者からも、キャラクターに親近感を持ってもらいやすくなるでしょう。

代表的な歴史小説の例

歴史小説を書く際に参考になる代表的な歴史小説をご紹介します。初めて歴史小説を書く方はぜひ参考にしてみましょう。

竜馬がゆく

ドラマ化もしている作品です。「坂本竜馬」を主人公とした長編小説で、黒船来航に直面した主人公が軍艦を手に入れるために奔走する物語が描かれています。
歴史小説の中でも非常に有名な小説で、芸能界の大御所もこの作品に惚れこんだというエピソードは多いです。

燃えよ剣

新選組副長である土方歳三の生き様を描いた歴史小説です。新選組の組織作りに人生を注いだ主人公の物語で、多くのファンに指示された小説です。映画化、ドラマ化、舞台化がされているため、この作品を知る人は多いでしょう。



歴史小説を描くのは決して簡単なことではありません。十分な情報収集を行い、加えて随所にオリジナリティを入れる必要があり、経験や知識、技術が伴うジャンルの小説です。舞台となる地域に足を運んだり、関係者に話を聞くのはもちろんのこと、登場人物の性格を把握したり、当時の生活について勉強したりなど多くの作業が発生します。難しいジャンルではありますが、歴史好きの方であれば一度はチャレンジしたい分野でもありますね。

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