物を書くのが好きで自費出版したいと考えている人もいるのではないでしょうか。せっかく自費出版してもたくさんの人に読んでもらえなければ意味がありません。しかし、自費出版といっても、どのように、どこで販売すれば良いのかわからないという人も多いはずです。
そこで、自費出版の書籍を販売するためにはどのようにすれば良いのか、その中身を詳しく紹介していくので、
ぜひ参考にして下さい。
書店で販売するには
自費出版の本を販売する場合、一番最初に思い浮かべるのが書店ではないでしょうか。やはり書店は多くの人が目にする場所なので、そこで自分が書いた本を販売するということはたくさんのメリットがあることです。
書店で販売するためには、委託販売と注文販売、そして買切販売の3つの方法があります。それぞれどのような販売方法になっているのか、詳しく紹介しましょう。
委託販売
この方法は取次会社に書籍を委託し、それを取次会社が書店に配本して販売してもらう方法です。現在書店に置かれている本はこの委託販売が主になっており、6ヶ月程度置いてもらうことができますが、売れ残った場合は返本されます。
注文販売
書店が出版社に対して注文を入れ、指定された部数納入する方法です。また、委託販売した本の売れ行きが好調の場合など、補充する際に行われたりします。そのため、比較的返品の可能性が少なく、指定部数だけ印刷をすれば良いので余計な印刷を押さえることができ、費用面でもお得です。
買切販売
この方法は書店がその本を買い取る方法です。主にお客様からの発注があった際に行われます。基本的に返品は不可になっているので、買い取る書店側のリスクが高くなります。ただし、交渉次第で返品になってしまう場合もあるでしょう。
インターネットで販売する方法とは
書店で自費出版の本を販売するのに対して、インターネットを利用して販売する方法があります。最近はインターネット販売での本の売り上げが好調であり、大変注目されています。そんなインターネット販売の中でもAmazon(アマゾン)が高いシェア数を誇っています。基本的に返本のリスクもありません。店頭の委託販売であれば6ヶ月売れなければ返本されてしまいますが、Amazon(アマゾン)であればずっと販売してもらうことができるので、自費出版する側にも大変メリットがあります。
自分で売る方法とは
自費出版の本を少しでも多くの人に読んでもらうために、自分で売る方法もあります。業者など一定の流通経路を利用せず、コミックマーケットやフリーマーケットなどで販売をしたり、出版社に自分で持ち込む方法もあるでしょう。根気がいる作業ですが、費用の負担は少なくすることができるかもしれません。
また、最近ではブログで自分の作品を紹介し、販売へとつなげる人も多くなっています。地道な作業になりますが、根気強く活動を続けることで、少しでも自分の書いた本の販売につなげることができるでしょう。
自費出版をする場合、様々な方法がありますが、どの方法が一番自分に合っているのかをしっかりと考えることが大切です。また、近年インターネットを利用する人が増えており、インターネット販売を中心に活動している人も多くなっているでしょう。その他、電子書籍なども増えており、販売方法の多様化が見られます。
しかし、自費出版をしたとしても、すぐに売り上げにつながるということは難しいでしょう。そのため、一人でも多くの人に読んでもらうためにも、しっかりと売り込みをすることが大切です。広く自分の本を知ってもらうためには、それなりの努力が必要です。書店に本を置いてもらえば勝手に売れていくというわけではありません。口コミで人気が高まったり、自分で出版社に売り込みをして積極的に販売数を伸ばしていく必要があります。
自分で書いた本を読んでもらうためには、色々な販売方法があるので、少しでも多くの人に手に取ってもらえるように工夫しましょう。