「自費出版の書籍をアマゾンで販売できないだろうか…」
アマゾンユーザーが近年急増し、本の販売経路としてもアマゾンが活用されるようになりました。そんな中で疑問を感じるのが、「自身の本を自分でアマゾンに販売することは可能なのか」ということではないでしょうか。
自費出版の書籍をアマゾンで販売することは可能?
結論から言いますと自分でアマゾンに販売することは「可能」です。しかし、アマゾンで販売するためにはいくつか準備があるため、決して簡単ではありません。それでも、自分で販売したいと考えている方は、ぜひ次からの内容を参考にしてみましょう。
自費出版の書籍をアマゾンで販売する前の準備
自費出版の書籍をアマゾンで販売するには、いくつかの事前準備が必要です。具体的な準備、手順などについて解説します。
ISBNコードの取得
まずは、「ISBNコード」を取得します。「日本図書コード管理センター」に出版社として登録することで、ISBNコードを取得できます。もしくは、アマゾンで登録することもできますが、その場合ISBNコードの他に「書籍JANコード」も同時に取得しなければなりません。手間がかかりますし、少々面倒ですが登録が完了してしまえば、あとはアマゾンで処理を行ってくれます。
Amazon託販売サービスの年会費の購入
ISBNコードの他にもう一つ必要なのが「アマゾン託販売サービス」の年会費購入です。年会費は1年で9,000円(2018年1月現在)。1ヶ月で換算すると750円と以外にも安価な年会費です。上述したISBNコードと、このAmazon託販売サービスの購入が完了すれば、アマゾンでの販売が可能になります。
自費出版をアマゾンで販売する流れ
自費出版をアマゾンで販売する具体的な流れについてご紹介します。どのように進めればいいのかをイメージしたい、という方はぜひ参考にしてみてください。
まずは自費出版を行う
まずは、自費出版を行いましょう。契約した会社や出版社で自費出版を済ませ、印刷した書籍を受け取ります。会社や出版社によっては、アマゾンでの販売を代行してくれるところもあるので、事前に相談しておくことをおすすめします。
ISBNコードの取得と託販売サービス年会費の購入
書籍を受け取ったら、ISBNコードの取得とアマゾンの託販売サービス年会費の購入を行います。ここで、少し時間と手間がかかってしまいますが、その後は特に特別な作業は必要ないので、「面倒になったから」と途中で断念せずに最後まで作業を済ませましょう。
アマゾンへ書籍を2冊送る
上記の作業が終了すると、アマゾンから「書籍を2冊郵送してください」という連絡が届きます。注文されたらアマゾンからすぐに発送できるように準備するためです。この連絡が届いた際にはなるべく早めに2冊送ることを心がけましょう。1日でも早く多くの人の目に触れるよう、「早めの行動」を心がけてください。
その後アマゾンからの注文に応じて必要数を送る
初めの2冊を送ってからは、その後の売れ行きに応じてアマゾンから「〇冊郵送してください」といった連絡が届きます。連絡が届いたらすぐに発送することで、滞りなく本の販売ができるため、連絡が入り次第すぐに発送しましょう。
万が一、出版した数を上回るようであれば、自費出版を行った会社や出版社に追加の印刷を依頼してください。
収益は口座への振り込み
アマゾンでの販売がスムーズにいけば、徐々に収益が上がっていきます。そうした収益は、基本的に指定した銀行口座へ振り込まれます。販売部数と収益の金額に差はないかなどを自分で確認し、万が一ミスや気になることがあれば、アマゾンに問合せしてみましょう。アマゾンでは電話での対応も可能なので、急ぎの場合には問合わせメールよりも電話がおすすめです。