自費出版(自主出版)

絵本作家になりたい!絵本を自費出版する方法|費用や必要なスキルについても解説

絵本の自費出版

少子化の中でも絵本の売上は好調で、空前の絵本ブームが訪れていると聞いたことのある人もいるでしょう。1万部売れればベストセラーと言われていた絵本が、10万部の売れ行きを記録する絵本が少なくありません。
理由として、SNSなどで自発的に発信できる機会が増えたことで宣伝するチャンスがあること。また以前は「絵本は子どものもの」というイメージがありましたが、最近では「えんとつ町のプペル」など大人も読めるベストセラー絵本も生まれています。そのため「絵本作家になりたい」と考えている人も増えてきています。
そこで、今回は絵本作家を目指している人におすすめの自費出版について、費用や必要なスキルについて解説します。

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確実に絵本作家になりたい人におすすめなのが自費出版

絵本作家になりたい人にとって、自費出版は「確実に」本を出せる方法です。自費出版とは、著者が自分で費用を負担して絵本を出版することで、自由に作品を本として世に出せるというメリットがあります。

一方で、絵本を無料で出版する方法もなくはありません。たとえば「コンクールに応募して賞に入賞する」「電子書籍で出版する」といった方法があります。

しかし、コンクールで入賞するかどうかはある程度のクオリティが求められるので「確実に本を出せるか」はわかりません。またAmazonのKindleで電子書籍化するなら無料で出版できますが、イラストや表紙などの絵などすべて自分で制作するので、初心者では売れるほどのクオリティに仕上げるのは難しいのが正直なところです。

しかし、編集者とのコネクションがなくても、自費出版であれば誰でもすぐに絵本作家になることができます。そのうえ、編集のプロにアドバイスがもらえるので、ある程度のクオリティに仕上げることができるでしょう。そのため「絵本作家として高いクオリティで本を出したい初心者」であれば、自費出版がおすすめというわけです。

絵本の自費出版に必要な費用

絵本を自費出版するのに費用は「100部で20~200万円ほど」が相場です。これだけ金額に幅があるのは、絵本のサイズ・カバーの種類、1冊あたりのページ数などによって、かかる費用が大きく異なるからです。

さらに絵本出版の目的が「私家版(流通させず仲間うちだけに渡す)」なのか「書店流通(販売して広く普及したい)」なのかによっても費用は異なります。出版社のホームページにサンプル価格が記載していることもあるので、参考にしてみると良いでしょう。

より具体的な金額を知りたい場合は、出版社で見積りをもらうことをおすすめします。見積りだけなら金額もかかりませんし、複数社から見積りを取ればあなたにとってより良い出版社が見つかるきっかけになります。

自費出版の費用を抑える方法

とはいえ、自費出版はすべて自分で費用を出すのでできるだけ費用を抑えたい人がほとんどでしょう。絵本の自費出版にかかる費用を抑える方法は、以下の2つが挙げられます。

  • 発行部数を減らす
  • 絵本の仕様を検討する

自費出版で絵本をつくる費用は、部数が少なければ安く抑えることができます。とくに絵本をつくる目的が「身近な友人や家族のみ」「数よりも質を重視したい」なら、想定部数よりも少なくしても目的を達成できるので費用を抑えられるでしょう。

また、絵本の仕様を安く抑えられるように設定するのも、費用を抑える効果があります。たとえば「サイズやページ数」といった内容面のほか、「PP加工」「使用する紙の質」を検討するのも良いでしょう。PP加工とは、表面をコーティングするラミネート加工の一つで、高級感ある仕上がりになるものです。しかしその分費用は高くなるので、費用を抑えたいのであれば必要性を検討する必要があります。

絵本を自費出版するのに必要なスキル

先にお伝えすると、絵本を自費出版するうえで「無くてはならない」スキルはありません。しかし、「多くの人に読まれるような絵本」にしたいなら必要なスキルはあります。

わかりやすい絵を描く能力

絵本作家として成功するには、絵を書く能力は最低限あると良いでしょう。ストーリーしか書かない作家もいますが、理想とするイラストのテイストやニュアンスなどを伝えるために描けるほうがスムーズに進むことは間違いありません。

「絵が描ける」というと上手い下手で判断しますが、大切なのは「見やすいかどうか」です。また自分で絵も描いて出版するなら、独特なタッチの絵が描けるかどうかも重要になります。

魅力的な物語を考える能力

絵本作家には、魅力的な物語を考えられるかどうかも重要な能力の一つです。絵本は子どもが読むものですが、実際には読み聞かせをする親・保育施設に購入したいと思わせられるかは売れる絵本かどうかのポイントになります。

とくに「わかりやすく・子どもに伝えたいこと」が盛り込まれていることを重視する親は多いでしょう。また、他の絵本にはないオリジナリティの世界観も必要です。他人と違う見方や考え方ができれば「絵本作家」として大きな強みになるでしょう。

絵本作家が取得すると役に立つ資格

結論からお伝えすると、絵本作家には特殊な資格は必要ありません。しかし、取得しておくと役に立つ資格があるので紹介します。たとえば以下の2つです。

  • 色彩検定
  • Illustrator・Photoshopクリエイター能力検定試験

色彩検定では、配色の基本的な技術はもちろん、色が与える心理効果など色に関する知識を幅広く学ぶことができます。また、近年では絵本製作のデジタル化が進み、Illustrator・Photoshopなどで制作することが多くなりました。そのため、資格のためにIllustratorやPhotoshopの勉強をすることで実務能力を上げることが可能です。絵本作家としてデジタル絵本やイラスト制作依頼があったとき、柔軟に対応できると活躍する可能性も高くなるので使えるようにしておくと良いでしょう。

絵本を自費出版する方法

絵本を自費出版するには、主に出版社もしくは印刷会社に依頼する方法がほとんどです。出版社と印刷会社に依頼する場合のメリット・デメリットは以下の通りです。

メリット デメリット
出版社 プロの編集アドバイスや校正サポートが受けられる 費用がかかる
印刷会社 費用を抑えられる 自分で印刷以外のすべてを担当しなければならない

出版社は原稿制作から校正、表紙のデザインまで、トータルサポートが受けられるので、「絵本執筆が初めて」な人におすすめな方法です。しかし、サポートにも費用がかかるため、費用が高くなる傾向にあるのがデメリットと言えます。

一方、印刷会社の場合は費用が抑えられますが、印刷以外のすべてを自分で行わなければならないので「絵本に対して豊富な知識がある」場合に便利な出版方法と言えるでしょう。そのため絵本出版を考えている人は、まず出版社の話を聞いてみて予算に収まるかを確認してみることをおすすめします。

絵本を出すのにおすすめな出版社

絵本を出版社で自費出版するなら、おすすめな出版社は以下の2つです。

  • リーブル出版
  • 幻冬舎ルネッサンス

リーブル出版は、元印刷会社ということもあり印刷される作品の色味や画質にこだわっていることで有名な出版社です。絵本ではイラストも大切なので画質にこだわりたい人にはおすすめですが、一方でベストセラーはほとんどありません。

そこでおすすめしたい出版社は幻冬舎ルネッサンスです。幻冬舎ルネッサンスで絵本を出す最大のメリットは、販促面です。幻冬舎ルネッサンスは全国にある130法人(約3400店舗)の書店に配本する強力なネットワークがあります。

ほかにも、大手出版社としての実績が豊富で編集のプロがトータル的にアドバイスしてくれるので初めての絵本出版でも安心して進められるでしょう。

絵本作家になりたい人には自費出版もおすすめな方法の一つ

絵本作家になりたい人にとって、自費出版は確実に・自由に本を出版できる方法です。絵本を出版する方法はコンクールに応募する方法もありますが、狭き門でチャンスが来るとは限りません。自費出版は費用はかかるものの、すぐに自分の絵本を世の中に出すことができるのが大きなメリットです。絵本を出版するか迷っている人は、出版社や印刷会社から見積りをとって比較検討するのもおすすめです。自分に合った方法で、絵本を出版することを実現してみてくださいね。

自費出版で失敗したくないなぁ・・・

自費出版は出版社の選定で結果が大きく左右されます。自費出版を扱っている企業が多々ありますが、実績の多い出版社に依頼する方が、間違いのない自費出版になることでしょう。

幻冬舎ルネッサンスは、これまで4,000タイトル以上の自費出版の刊行実績があります。
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