自費出版(自主出版)

自費出版の費用が格安な出版社3選

格安の自費出版会社3選

出版の費用をすべて自己負担する自費出版は、本を出版したいと考える人にとって魅力的な選択肢と言えます。しかし、ネットを見ても自費出版に関する口コミや情報は少ないので、比較検討しづらい人も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、自費出版の費用をなるべく抑えたい人に向けて、格安で自費出版できる出版社を3つ紹介するので是非参考にしてみてください。

自費出版に必要な費用の相場はどれくらい?

自費出版は、本の出版に関する費用のすべてを自己負担することもあり、一般的な相場費用が気になるところです。結論から申し上げると、自費出版に必要な費用相場は、数十万円~1000万円以上と幅が広くなっています。なぜなら本のカバー(ソフトカバーもしくはハードカバー)、発行部数、ジャンルなどによって大きく異なり、こだわった分だけ費用がかかる仕組みになっているからです。

本の各ジャンルの一般的な相場は以下の通りです。

本のジャンル 費用相場(500部)
エッセイ本・小説 100万円~
実用書・ビジネス書 130万円~
研究書 150万円~

文章がメインのエッセイ・文芸書は装丁(表紙やカバーなど)にこだわらなければ、100万円以内で出版することも可能です。100万円より安く抑えて自費出版をしたいとなると、冊数やデザインなど、ある程度妥協できることは妥協することを検討する必要があるでしょう。

自費出版にかかる費用の内訳

自費出版は決して安い金額ではありません。なぜ自費出版がそこまで費用がかかるのか、不思議に思う人も多いのではないでしょうか。

前提として、出版物として制作する以上プロの手がかかる場面が多く、人件費や印刷代などの費用がかかるのは想像に難くないと思いますが、そのほかにも、以下のような費用がかかります。

  • プロの編集者による文章添削
  • 複数の人による校正校閲
  • レイアウト
  • 表紙デザインや挿絵
  • 印刷代

出版社によって、校正を費用に含んでいる場合と含んでいない場合があるなど金額の詳細は異なるので一概には言えませんが、校正業務一つでも原稿量や内容の質によっては10時間以上かかることもあり、何回も作者とやり取りをする場合は回数分の時間が必要になります。

また、文章のクオリティを上げるには文章をライター、表紙のデザインはデザイナーなどに依頼するケースもあり、自分だけですべてを完結しないとなると費用もどんどん増していくことになります。そのため、本を制作するといっても何人もの時間と労力が使われることもあり、どうしても費用が高くなってしまうというわけです。

格安で自費出版できる出版社3選

格安で自費出版できる出版社は、規模の小さい会社が多いのが特徴です。少人数で人件費にかけるコストが少ない分、費用を抑えて出版することができます。そこで、今回は格安で自費出版できる出版社を3つ紹介します。

私家本の出版に強い自費出版ドットコム

自費出版ドットコムは、主に句集や詩集、エッセイ、小説など文字メインの私家本の出版に強い出版社です。自分や自分の知人に配る用の「簡易版」なら100ページ・100部で83000円からという低コストで出版が可能です。また、標準的な出版仕様でも100ページ・100部で14万円からと低コストで本を制作できます。

費用は別にかかりますが、オプションも豊富に用意されており、文章の添削や紙面の原稿をデータ化することも可能です。ただし、書店流通はできますが、そこまで強いネットワークを持っていないので、あくまで自分用として出版を考えている人におすすめです。

用途に応じたプランが選べる風詠社

風詠社は用途に応じて複数のプランから選べるので、低コストでの出版も可能です。風詠社にあるプランは以下の4つです。

  • 委託配本型:本の出版をしたときに書店に向けて配本できる
  • 注文配本型:書店からの注文があったときに配本する
  • 私家版:流通はなしで記念や自分の知り合いに配布する
  • 電子出版:Kindleなどの電子書籍として販売展開する

できるだけ低コストで本を出版するなら、私家版もしくは電子出版がおすすめです。自分の記念用や身内に配るだけで売ることを目的にしていない場合は私家版、紙の本として出版を希望しないなら電子出版も良いでしょう。また、最もコストがかかるのは「委託配本型」で、流通にコストがかかるため割高になります。

金額の目安としては、電子出版を希望する場合はおよそ20万円程度、委託配本型の場合は500部100ページ弱でおよそ60万円ほどです。

定期的に無料出版キャンペーンを行っている青山ライフ出版

青山ライフ出版では、低コストで出版できるものの、最低本数が200冊からが目安とされています。10冊から対応しますとホームページに記載はされていますが、店舗への見本や提携会社への配本もあるため、ある程度まとまった冊数を依頼したいときに検討すると良いでしょう。

金額の目安としては、書店流通で500部100万円ほどがかかります。金額は高めですが、来社して相談ができる、自費出版アドバイザーの資格を持つ人が在籍するなど、サポート体制がある程度整っていることから安心して相談しやすいと言えるでしょう。

また、青山ライフ出版では、定期的に無料出版キャンペーンを行っているのが特徴です。キャンペーンごとに書店販売、電子書籍などの出版への条件はありますが、挑戦してみる価値はあるでしょう。

格安で自費出版できる会社を選ぶのはデメリットも多い

できるだけコストを抑えて自費出版したいのは当たり前のことですが、格安の出版社を選ぶのはデメリットも多いことを理解しておきましょう。たとえば「本のクオリティを上げる」「販売して多くの人に広めたい」という人には不向きです。

  • 内容に対するアドバイスがない
  • 流通経路に強みがない
  • 基本的に売れる本よりは「本を出す」ことが目的

格安で自費出版できる会社は、人件費などかかるコストを抑えることで安く本を制作できるのがメリットです。一方で、本の内容のクオリティを上げることは難しく、期待以上の本を作ることが難しいのが実情です。また、オプションが少なく、表紙やカバーなどのデザインもオリジナリティを出せないため、こだわった一冊を作るのには向きません。

反対に大手の出版社の場合は費用がかかる分、独自の流通経路を持っていたり、実績豊富なプロ編集者の添削を受けられるなど、ある意味自分の実力以上の作品を作ることが可能です。そのため、こだわりを持った一冊を制作したいという人は、金額にこだわるより「どこで」出版するかにこだわることをおすすめします。

格安な自費出版会社は、どうして格安なのかをしっかり確認するべし!

自費出版は出版にかかる費用をすべて自分が負担することになるため、できるだけ安く抑えたいと思うのは当然のことです。しかし、費用を安く抑えられるということは、それだけ受けられるサポートが少なく、満足いく一冊にならない可能性が高いことを理解しておきましょう。

低コストといっても自費であることには変わりありません。せっかく費用を出して本を制作するなら、予算の中でできるだけサポート体制が整っていたり、実績が豊富な出版社を選ぶことをおすすめします。もし出版社選びに迷うなら、大手出版社を選んでおけば失敗するリスクは少ないでしょう。

自費出版は人生で何十回もするわけではありません。自分の満足いく一冊にするためにも、慎重に出版社を選ぶようにしてください。

自費出版で失敗したくないなぁ・・・

自費出版は出版社の選定で結果が大きく左右されます。自費出版を扱っている企業が多々ありますが、実績の多い出版社に依頼する方が、間違いのない自費出版になることでしょう。

幻冬舎ルネッサンスは、これまで4,000タイトル以上の自費出版の刊行実績があります。
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