自費出版社の比較

みらいパブリッシングの自費出版はどんな仕組み?評判、口コミも併せて解説

みらいパブリッシングの自費出版の口コミ、評判

自費出版を考えている人の中には、「みらいパブリッシング」で本を出版しようか悩んでいる人もいるでしょう。そこで、今回はみらいパブリッシングで出版を考えている人に向けて、みらいパブリッシング社の特徴や出版の内容、前身である新風舎について解説していきます。

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みらいパブリッシングは本気で本の制作をしたい人向けの出版社

出版社名 株式会社みらいパブリッシング
本社所在地 〒166-0003 東京都杉並区高円寺南4-26-12 福丸ビル6階
資本金 非公開
設立年月日 2014年5月
ホームページ https://miraipub.jp/

みらいパブリッシングは、2014年5月に設立された業界でも新しい出版社で、そもそも自費出版会社ではありません。もともとは社長である松崎義行氏が1980年に新風舎という会社名で設立し、2006年時点では、年間出版点数2788点と大手出版社を含めても日本最大の出版数を誇っていました。そのため、経歴としては浅いというわけでないようです。

みらいパブリッシングで出版するには企画書を送り、その企画が通らないと基本的に出版ができません。市場に本を流通して利益を得ることが前提にあるので、ほかの自費出版できる会社と比べると、誰でも出版できるわけではないという点が大きな違いです。また、本の内容が著者の思うままにいかない場合があることも理解しておきましょう。

みらいパブリッシングで本の出版をするときの流れ

みらいパブリッシングで本を出版するときは、まず「応募」することからスタートします。応募に必要な書類は以下の通りです。

  • みらいパブリッシング既定の企画書
  • 「絵本・文芸・アート・作品集」については10枚程度の原稿も送付

応募はメールもしくは郵送で送付し、1~3週間程度で結果が届きます。そこで審査をクリアした本のみ出版が可能となるようです。出版のスタイルは、出版社による企画出版、もしくは著者との共同出版という形になるようです。審査をクリアしたら、zoomや電話、もしくは対面での打ち合わせで企画を進めていきます。

前身の新風舎ではトラブルも?

みらいパブリッシングの自費出版について調べると、前身の会社である「新風舎」が出てきます。この新風舎を調べようとすると、いくつか気になるキーワードが見られる点が気になりました。実際にネット上にあった口コミをもとに詳しく見ていきます。

書店販売を実際はしていないと訴えられている

新風舎は2007年7月4日、当時出版契約を結んでいた4人から「虚偽の説明を受けた」として損害賠償を求める訴訟を起こされています。訴えの内容は、契約時「出版された書籍は全国各地の書店で販売する」と説明され、必ず書籍が店頭に並ぶかのように過剰営業されたということ。

実際に訴えた人は、以下のように証言しています。

  • 500部出版:書店販売は12店舗に28冊のみ(出版から2か月時点)
  • 800部出版:書店販売は10店舗に44冊のみ(出版から1か月時点)

さらに、書籍が陳列されたのは新風舎の直営店のみ、広告掲載以外は書店に一方的に紹介文やFAXを送るだけという誠意を持った営業ではない活動しかしていなかったことがわかっています。

出版した本の一部を強制的に自宅配送される

通常の自費出版では、出版した本の在庫管理は、作者が希望しない限り出版社で行います。そのため在庫を作者が抱える、ということは基本的にありません。しかし、新風舎では契約した冊数の一部を強制的に「作者の手元に配送する」という方法をとっていたようです。

「在庫を抱えたくない」という出版社側の思惑があってのことと推測できますが、作者の気持ちに寄り添った対応とは思えません。また、ネット上の口コミでは500冊契約したうちの50冊が手元に、残りの450冊を新風舎で販売管理するということになっていましたが、蓋を開けてみたら実際は450冊は作られていなかったという事実がありました。もちろん、500冊印刷するという話で金額を支払っているので、詐欺と言われても仕方ない部分もあるかもしれません。

コンテストで落ちた人に対しての営業がしつこい

新風舎では、1996年から出版作品賞として「新風舎出版賞」を開催していました。このコンテストでは受賞者に対して賞金が出ることもあり、応募した人も多かったのではないでしょうか。実際に、ネット上には賞金目的での応募をした人の口コミもありました。

内容としては、受賞しなかった人に対しての営業電話で「共同出版」というかたちで出版しないかという誘いの連絡があったそうです。共同出版というと出版社と作者でお金を出し合って出版するため、自費出版よりもコストを抑えて利益を出せる可能性がある出版形式です。

しかし、とある応募者の話によると、話を聞いてみると何百万単位でお金がかかることもあり、断ったそうです。その後、何回か応募するたびに営業をかけられ、はっきり断ると「何のために書いているのか」と責められるような言葉が返ってきたという話でした。

もちろん、コンテストに参加した人に対して、「出版しないか」と持ちかけること自体は、他の出版社でもあることでしょう。なかには応募要項に「受賞しない人にも出版のお声がけをすることがある」という記載がある会社も少なくありません。しかし、利益を求めているといっても過剰な営業をかけているとなると、「なんか怪しいな」という印象を与えてしまう部分も少なからずあると言えるのではないでしょうか。

自費出版でトラブルに合わないための見極め方

自費出版を含め、出版を行っている会社のほとんどはきちんとした会社で、誠心誠意対応してくれます。しかし、一部の会社では利益ばかりを求めて、作者に理不尽な契約をさせることもあります。出版関連のトラブルを避けるために、注意すべき点をまとめました。

大手出版社を選ぶ

最も確実な方法は、名前がよく知られている「大手出版社」で自費出版をすることです。たとえば文芸社や幻冬舎ルネッサンスのような、実績が多い有名出版社であれば大きなトラブルに合うことはありません。

見積り書に不明瞭な点がないか確認する

自費出版を依頼するのは基本的に一個人であり、多くの人は出版に関しての知識がない人がほとんどです。そのため見積り書を出されたときに「よくわからない項目名」や、あまりに項目が少ない場合はどのようなサポートがあり、デザイン面などの金額が含まれているか含まれていないのか等は、よく注意して見る必要があるでしょう。

少しでも疑問に思ったことは契約前に確認し、あまりに明確な回答が得られないときは避けた方が良いでしょう。中には、あえてわかりづらい内容にし、あとから高額な追加料金を取るようなケースもあるようなので、契約前に信頼できる会社かどうかを確認しておくことが大切です。

いきなり契約をしない

出版社のなかには問い合わせ形式ではなく、いきなり契約の話からスタートする会社もあります。また「営業」と「編集」で言っていることが違うということもたまにあるようです。契約をするときには営業とやり取りをすることになりますが、営業は「契約してもらうのが仕事」なので、あらゆる魅力的なトークで契約をせまってきます。たとえば「あなたの本が全国の書店で平積みで販売されます」「配本された本は約4割が売れています」といったような根拠に乏しい話です。その場では舞い上がってしまうかもしれませんが、いきなり契約するのではなく、最低でも2~3日考える時間を設けましょう。

いくつかの出版社の話を聞いて比較する

ほかの出版社と比較して検討するのもおすすめです。いくつかの出版社の話を聞くと怪しい会社は「見積り書が曖昧」「流通経路が曖昧」など怪しいところが浮き彫りになります。

みらいパブリッシングは自費出版会社ではなく、出版にはややハードルがある

今回は、みらいパブリッシングについて解説しました。前身である「新風舎」に関するトラブルとも取れる記事が散見されることもあり、少し不安が残るというのが正直な所でしょう。ただ、みらいパブリッシングになってからは特にトラブルは確認できませんでした。

また、自費出版会社ではなく、企画を持ち込んで出版する形式のため、企画を通す点が自費出版と比較するとややハードルが高いと言えるでしょう。自分で出版費用を全額負担してでも出版を実現したい、自分の思ったままの内容で表現したい、という場合は、自費出版を専門としている他の会社を検討した方が良さそうです。

自費出版で失敗したくないなぁ・・・

自費出版は出版社の選定で結果が大きく左右されます。自費出版を扱っている企業が多々ありますが、実績の多い出版社に依頼する方が、間違いのない自費出版になることでしょう。

幻冬舎ルネッサンスは、これまで4,000タイトル以上の自費出版の刊行実績があります。
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